ホンダ フィット(6AA-GR3・2020-)の純正ホイール諸元と、インセット・リム幅を変えたときにホイールがどれだけ動くかを一覧にしています。数値は規格表記から計算した理論値です。
| ホイール径 | 15 インチ |
| リム幅 | 6J |
| インセット | +50 mm |
| PCD | 100 |
| 穴数 | 4穴 |
| 純正タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 603.0 mm |
| 外側位置(ハブ取付面から) | 26.2 mm |
| 内側位置(ハブ取付面から) | 126.2 mm |
| 車両区分 | 登録車 |
収録データの備考(代表グレード・特記事項): 代表=e:HEV Z FF 1200kg(幅1080〜1280kg)。2026年7月MCでガソリンは5BA-GS4/GS6に型式変更。指定空気圧 前220kPa/後210kPa はホンダ公式Web取説(FIT 2023年式・仕様)の185/60R15 84Hの行で確認(2026-08-02)。※240/230は別サイズ185/60R16 86Hの値で、185/60R15とは別。同表のホイール15×6JもDB既存値に一致。RS=185/55R16。トルク108N·mは公式取説記載
出典: メーカー公式諸元(裏取り確認日 2026-08-02)。グレード・年式によりホイールサイズは異なります。
フィットの純正 6J を前提に、インセットだけを変えた場合の位置です。「外側位置」はハブの取付面からリム外側まで、「内側位置」は取付面からリム内側までの距離で、いずれも理論値です。
| インセット | 純正との差 | 外側位置 | 内側位置 | 純正からの動き |
|---|---|---|---|---|
| +60 mm | +10 | 16.2 mm | 136.2 mm | 内へ 10 mm |
| +55 mm | +5 | 21.2 mm | 131.2 mm | 内へ 5 mm |
| +50 mm | +0 | 26.2 mm | 126.2 mm | 純正と同じ |
| +45 mm | -5 | 31.2 mm | 121.2 mm | 外へ 5 mm |
| +40 mm | -10 | 36.2 mm | 116.2 mm | 外へ 10 mm |
| +35 mm | -15 | 41.2 mm | 111.2 mm | 外へ 15 mm |
| +30 mm | -20 | 46.2 mm | 106.2 mm | 外へ 20 mm |
リム幅を広げると外側と内側に均等に広がるため、インセットも一緒に調整しないと外に出ます。下表は外側位置を純正と同じに保つために必要なインセットです。増やした幅はすべて内側に回るので、内側のクリアランスは狭くなります。
| リム幅 | 純正との差 | 同じツラになるインセット | 内側位置 | 内側の余裕 |
|---|---|---|---|---|
| 5.5J | -0.5J | +43.7 mm | 113.5 mm | 13 mm 広がる |
| 6J | +0.0J | +50.0 mm | 126.2 mm | 純正と同じ |
| 6.5J | +0.5J | +56.4 mm | 138.9 mm | 13 mm 狭くなる |
| 7J | +1.0J | +62.7 mm | 151.6 mm | 25 mm 狭くなる |
| 7.5J | +1.5J | +69.1 mm | 164.3 mm | 38 mm 狭くなる |
| 8J | +2.0J | +75.4 mm | 177.0 mm | 51 mm 狭くなる |
インセットは、ホイールの取付面がリム幅の中心から何 mm 外側にあるかを表す値です。フィットの純正は 6J インセット +50 mm。この組み合わせだと、ハブの取付面からリムの外側までが 26.2 mm、内側までが 126.2 mm になります。インセットの数値が小さくなるほどホイールは外へ出ます。減らした分とほぼ同じだけ外へ動くので、+50 mm から +40 mm にすれば約 10 mm 外側です。
リム幅を 1 インチ(1J)広げると、リムは外側と内側にそれぞれ約 12.7 mm ずつ広がります。インセットを変えずに 1J 広げれば、外へ 12.7 mm 出ると同時に内側も 12.7 mm 詰まるということです。0.5J なら約 6.35 mm ずつになります。6J から 7J へ広げても外側の位置を純正と同じに保ちたい場合、インセットは +63 mm あたりが答えになります(純正 +50 から約 13 mm 増やす計算)。このとき広げた幅は全部内側に回るので、内側のクリアランスが約 25.4 mm 減る点に注意が必要です。
はみ出しの扱いは2017年6月22日の保安基準改正で変わりました。最外側がタイヤの部分であれば、タイヤ中心から前方30度・後方50度の範囲に限り、突出量 10 mm 未満まで認められます。見落としやすいのは適用範囲で、乗用自動車(3・5ナンバー)だけが対象です。1・4ナンバーの貨物車はタイヤでも不可。ホイール(リム)が出るのは緩和の対象外で、こちらは一切認められません。フィットは登録車なので軽自動車のような全幅の規格上限はありませんが、はみ出しの条件は同じように掛かります。
スペーサーはインセットを小さくしたのと同じ効果です。5 mm 入れれば 5 mm 外へ出ます。ただし外へ動かすだけで内側のクリアランスも同じだけ増えるので、内側の干渉を逃がす目的にも使えます。注意すべきはハブボルトのかかり量で、厚いスペーサーを入れるとナットが掛かるネジ山が減ります。一般に「ボルト径以上のかかり」が目安とされますが、車両とボルト長によるため、厚いものを使うならロングボルトへの交換を含めて整備工場で相談してください。
外側の見た目に気を取られると内側を落とします。サスペンションアーム、ダンパー、ブレーキキャリパー——干渉するとしたらこのあたりです。リム幅を広げてインセットも増やす(内側に寄せる)設定では、増えた幅が全部内側に回るぶんリスクが上がります。チェックは必ずハンドルを左右いっぱいに切った状態とサスペンションが縮みきった状態の両方で行ってください。静止状態だけでは当たりません。
寸法が合っていても付かないことがあります。ハブ径(センターホール)がホイール側で小さければ物理的に入らず、逆に大きい場合はハブリングでセンター出しをしないと走行時に振動します。そしてナットの座面形状——テーパー60°・球面・平面——が車両側と合っていなければ、締めても正しい軸力が出ません。脱輪につながるため、ここは必ず合わせてください。フィットの座面形状と締め付けトルクはフィットの締め付けトルクページで確認できます。
車高を落としている場合は、フェンダーとの位置関係が純正状態と変わります。同じインセットでも当たり方が変わるので、車高調を入れている車では実車での確認が欠かせません。最低地上高は保安基準で 90 mm 以上(衝撃に十分耐える構造のアンダーカバー等は 50 mm 以上)と定められています。
法令の数値は 2026-08-02 時点で一次情報を確認しています(国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第178条(車枠及び車体・回転部分の突出)/国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第85条(最低地上高))。突出量 10 mm 未満の緩和は2017年6月22日適用の一部改正によるもので、上記PDFは改正前の版が公開されています。本ページの計算値は理論値であり、車検の合否を保証するものではありません。
PCDと穴数が同じ車種です。ホイール流用を考えるときの出発点になりますが、これだけでは装着できません。ハブ径・インセット・ナットの座面形状まで合っている必要があります。
本ページに掲載する外側位置・内側位置・必要インセットなどの数値は、ホイールとタイヤの規格表記から計算した理論値です。実際の位置は銘柄ごとのリム形状・タイヤの断面形状・空気圧・荷重・キャンバー角により変わります。
純正ホイールサイズ(インチ・リム幅・インセット)・PCD・穴数・純正タイヤサイズは、各メーカーが公開している諸元表等をもとに代表グレードの値を掲載した参考情報です。同一車種でも年式・グレード・仕様により異なります。実車のホイール裏側の刻印で必ず確認してください。
掲載しているインセット・リム幅の組み合わせは、外側位置の計算のみを条件に機械的に算出したものであり、お乗りの車両への適合を示すものではありません。実際に装着できるかは、フェンダーとのクリアランス、ブレーキキャリパーとの干渉、ハブ径(センターホール)、ナットの座面形状、荷重指数まで満たしてはじめて決まります。車検の合否を保証するものでもありません。装着前に必ずタイヤ・ホイール販売店または整備工場でご確認ください。
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