マツダ キャロル(3BA-HB37S・2021-)の純正ホイール諸元と、インセット・リム幅を変えたときにホイールがどれだけ動くかを一覧にしています。数値は規格表記から計算した理論値です。
| ホイール径 | 14 インチ |
| リム幅 | 4.5J |
| インセット | +45 mm |
| PCD | 100 |
| 穴数 | 4穴 |
| 純正タイヤサイズ | 155/65R14 |
| タイヤ外径 | 557.1 mm |
| 外側位置(ハブ取付面から) | 12.1 mm |
| 内側位置(ハブ取付面から) | 102.2 mm |
| 車両区分 | 軽自動車 |
収録データの備考(代表グレード・特記事項): スズキ・アルト(HA37S)OEM。代表=C 2WD CVT 680kg(全機種680〜760kg)。HYBRID C/G=5AA-HB97S(R06D 657cc)。マツダ公式諸元PDF(2025年7月商品改良)で型式・重量確認。トルク85N·mはマツダ公式FAQ#6480「アルミホイールナットの締め付けトルク(軽自動車)」CAROL(HB)の車種個別値(更新2026-08-06)。タイヤ155/65R14 75S・空気圧前後240kPa・ホイール14×4.5J/インセット45/PCD100/4穴はマツダ公式FAQ#6481添付「CAROL_202507商.pdf」(HB37S-210001〜)。オイル量は現行取説Web未公開で空欄。ねじM12×1.25・二面幅17/19は既存スズキ系行と同じ値(取説未確認)。座面は取説記載なし
出典: メーカー公式諸元(裏取り確認日 2026-09-03)。グレード・年式によりホイールサイズは異なります。
キャロルの純正 4.5J を前提に、インセットだけを変えた場合の位置です。「外側位置」はハブの取付面からリム外側まで、「内側位置」は取付面からリム内側までの距離で、いずれも理論値です。
| インセット | 純正との差 | 外側位置 | 内側位置 | 純正からの動き |
|---|---|---|---|---|
| +55 mm | +10 | 2.1 mm | 112.2 mm | 内へ 10 mm |
| +50 mm | +5 | 7.1 mm | 107.2 mm | 内へ 5 mm |
| +45 mm | +0 | 12.1 mm | 102.2 mm | 純正と同じ |
| +40 mm | -5 | 17.1 mm | 97.2 mm | 外へ 5 mm |
| +35 mm | -10 | 22.1 mm | 92.2 mm | 外へ 10 mm |
| +30 mm | -15 | 27.1 mm | 87.2 mm | 外へ 15 mm |
| +25 mm | -20 | 32.1 mm | 82.2 mm | 外へ 20 mm |
リム幅を広げると外側と内側に均等に広がるため、インセットも一緒に調整しないと外に出ます。下表は外側位置を純正と同じに保つために必要なインセットです。増やした幅はすべて内側に回るので、内側のクリアランスは狭くなります。
| リム幅 | 純正との差 | 同じツラになるインセット | 内側位置 | 内側の余裕 |
|---|---|---|---|---|
| 4J | -0.5J | +38.6 mm | 89.4 mm | 13 mm 広がる |
| 4.5J | +0.0J | +45.0 mm | 102.2 mm | 純正と同じ |
| 5J | +0.5J | +51.4 mm | 114.8 mm | 13 mm 狭くなる |
| 5.5J | +1.0J | +57.7 mm | 127.5 mm | 25 mm 狭くなる |
| 6J | +1.5J | +64.0 mm | 140.2 mm | 38 mm 狭くなる |
| 6.5J | +2.0J | +70.4 mm | 152.9 mm | 51 mm 狭くなる |
まずインセットの意味から。ホイールの取付面がリム幅の中心線よりどれだけ外側にあるかを mm で表した値です。キャロルの純正は 4.5J で +45 mm、これを外側・内側の位置に直すと、ハブ取付面から外へ 12.1 mm・内へ 102.2 mm です。インセットが小さいほど外に出るという関係は一次で、+45 mm を +35 mm にすれば外側位置はちょうど 10 mm 増えます。
リム幅を 1 インチ(1J)広げると、リムは外側と内側にそれぞれ約 12.7 mm ずつ広がります。インセットを変えずに 1J 広げれば、外へ 12.7 mm 出ると同時に内側も 12.7 mm 詰まるということです。0.5J なら約 6.35 mm ずつになります。4.5J から 5.5J にしても外側の位置を純正のままにしたいなら、インセットを +58 mm 付近にします(純正 +45 から約 13 mm 増やす)。ただしこの場合、広げた分がすべて内側に入るので、内側のクリアランスは約 25.4 mm 減ります。
はみ出しの扱いは2017年6月22日の保安基準改正で変わりました。最外側がタイヤの部分であれば、タイヤ中心から前方30度・後方50度の範囲に限り、突出量 10 mm 未満まで認められます。見落としやすいのは適用範囲で、乗用自動車(3・5ナンバー)だけが対象です。1・4ナンバーの貨物車はタイヤでも不可。ホイール(リム)が出るのは緩和の対象外で、こちらは一切認められません。さらにキャロルは軽自動車なので、全幅 1.48 m 以内という規格そのものにも効いてきます。左右に出した分は全幅に直接効くため、登録車より余裕がありません。規格を超えると軽自動車として登録できません。
スペーサーを入れると、その厚みぶんホイールが外へ出ます。インセットを同じ数値だけ減らすのと等価と考えて差し支えありません。内側のクリアランスはその分増えるので、内側の干渉対策として使われることもあります。一方でハブボルトのかかり量が確実に減ります。ネジ山の掛かりが不足すると脱輪につながるため、厚みのあるスペーサーを使う場合はロングボルト化を含めて整備工場に相談してください。
ホイール選びで失敗が多いのは内側です。外に出す方向ばかり見ていると、サスペンションアーム・ダンパー・ブレーキキャリパーとの干渉を見落とします。とくにリム幅を広げてインセットを増やす(=内側に寄せる)組み合わせでは、増えた幅がまるごと内側に入ります。確認はハンドルを左右いっぱいに切った状態とサスペンションが縮みきった状態の両方で行ってください。片方だけでは足りません。
寸法が合っていても付かないことがあります。ハブ径(センターホール)がホイール側で小さければ物理的に入らず、逆に大きい場合はハブリングでセンター出しをしないと走行時に振動します。そしてナットの座面形状——テーパー60°・球面・平面——が車両側と合っていなければ、締めても正しい軸力が出ません。脱輪につながるため、ここは必ず合わせてください。キャロルの座面形状と締め付けトルクはキャロルの締め付けトルクページで確認できます。
キャロルは軽自動車なので、外へ出す変更は全幅 1.48 m の規格に直接効いてきます。登録車より余裕が小さいことを前提に、控えめな設定から試すのが安全です。
法令の数値は 2026-08-02 時点で一次情報を確認しています(国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第178条(車枠及び車体・回転部分の突出)/国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第85条(最低地上高))。突出量 10 mm 未満の緩和は2017年6月22日適用の一部改正によるもので、上記PDFは改正前の版が公開されています。本ページの計算値は理論値であり、車検の合否を保証するものではありません。
PCDと穴数が同じ車種です。ホイール流用を考えるときの出発点になりますが、これだけでは装着できません。ハブ径・インセット・ナットの座面形状まで合っている必要があります。
本ページに掲載する外側位置・内側位置・必要インセットなどの数値は、ホイールとタイヤの規格表記から計算した理論値です。実際の位置は銘柄ごとのリム形状・タイヤの断面形状・空気圧・荷重・キャンバー角により変わります。
純正ホイールサイズ(インチ・リム幅・インセット)・PCD・穴数・純正タイヤサイズは、各メーカーが公開している諸元表等をもとに代表グレードの値を掲載した参考情報です。同一車種でも年式・グレード・仕様により異なります。実車のホイール裏側の刻印で必ず確認してください。
掲載しているインセット・リム幅の組み合わせは、外側位置の計算のみを条件に機械的に算出したものであり、お乗りの車両への適合を示すものではありません。実際に装着できるかは、フェンダーとのクリアランス、ブレーキキャリパーとの干渉、ハブ径(センターホール)、ナットの座面形状、荷重指数まで満たしてはじめて決まります。車検の合否を保証するものでもありません。装着前に必ずタイヤ・ホイール販売店または整備工場でご確認ください。
本ページの情報を利用したこと、または利用できなかったことにより生じたいかなる損害(車両・部品の損傷、事故、人身被害、その他の直接・間接の損害を含みます)についても、運営者は一切の責任を負いません。掲載しているメーカー名・車種名は参考情報として記載するものであり、各名称・商標はそれぞれの権利者に帰属します。