スズキ アルト(HA36S)(5BA-HA36S・2014-2021)の純正タイヤサイズと、外径差 ±3% 以内に収まるインチアップ・インチダウン候補を、外径差とスピードメーター誤差つきで一覧にしています。数値は規格表記から計算した理論値です。
| 純正タイヤサイズ(前) | 145/80R13 |
| 外径 | 562.2 mm |
| 外周 | 1766 mm |
| サイドウォール高 | 116.0 mm |
| 1kmあたりの回転数 | 566 回 |
| 純正ホイール径 | 13 インチ |
| 純正リム幅 | 4J |
| 純正インセット | +40 mm |
| PCD・穴数 | 100 / 4穴 |
| 指定空気圧(前) | 280 kPa |
| 指定空気圧(後) | 280 kPa |
| 車両区分 | 軽自動車 |
収録データの備考(代表グレード・特記事項): 先代HA36S(R06A 658cc)。代表=L 2WD CVT 650kg(主要諸元 2020年10月版・Wayback保存の公式PDF。全グレード145/80R13)。トルク85N·m(取説2020年10月版p389)。13×4.00B・インセット40・PCD100、空気圧は乗用タイプ280kPa(商用タイプ240・165/55R15は240)。オイル2.4/2.6L・0W-16は取説p414(0W-20/5W-30も可、ターボは5W-30)
出典: メーカー公式諸元(裏取り確認日 2026-09-28)。グレード・年式により装着サイズは異なります。
外径差が ±3% 以内に収まる定番サイズのみを、外径差の小さい順に掲載しています。「指示60km/h時の実速度」は外径差だけを要因とした場合の理論値で、メーター本体が持つ誤差は含みません。
| サイズ | 外径 | 外径差 | 差(%) | 指示60km/h時の実速度 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|
| 155/65R14 | 557.1 mm | -5.1 mm | -0.91% | 59.5 km/h | 計算機で見る |
| 165/65R14 | 570.1 mm | +7.9 mm | +1.41% | 60.8 km/h | 計算機で見る |
| 165/60R14 | 553.6 mm | -8.6 mm | -1.53% | 59.1 km/h | 計算機で見る |
| サイズ | 外径 | 外径差 | 差(%) | 指示60km/h時の実速度 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|
| 165/55R15 | 562.5 mm | +0.3 mm | +0.05% | 60.0 km/h | 計算機で見る |
| 165/50R15 | 546.0 mm | -16.2 mm | -2.88% | 58.3 km/h | 計算機で見る |
| 165/60R15 | 579.0 mm | +16.8 mm | +2.99% | 61.8 km/h | 計算機で見る |
アルト(HA36S)の純正外径 562.2 mm を基準に考えます。よく言われる「外径差 ±3% まで」を mm に直すと、この車種では ±17 mm、つまり外径 545〜579 mm の範囲です。速度計の保安基準から逆算できる上限は +6.38%(+36 mm)ですが、そちらはメーター本体の誤差をゼロとした理論値なので、余裕を残す意味で ±3% を使います。掲載している候補はすべてこの内側です。
145/80R13 を 155/65R14(+1インチ)に替えた場合、まず変わるのがサイドウォールの高さです。116.0 mm → 100.8 mm(-15.3 mm) と変化します。サイドウォールが薄くなるとたわみが減るためステアリングの応答は素早くなりますが、路面の凹凸が伝わりやすくなって乗り心地は硬くなり、縁石や段差でホイールを傷めるリスクも上がります。断面幅も 145 mm から 155 mm へ +10 mm 広がります。接地面が増えるので乾いた路面のグリップは上がりますが、転がり抵抗と重量が増えて燃費には不利に働きます。わだちでハンドルを取られやすくなり、ロードノイズも増える傾向です。あわせて、リム径が上がるほどホイールとタイヤの重量(ばね下重量)が増える方向になり、乗り心地と燃費の両方に効いてきます。東京オートサロン2026 でも「純正から +1〜2 インチが最も収まりが良い」という論調が主流で、実用面でもこのレンジが扱いやすい範囲です。
アルト(HA36S)の指定空気圧は前後同じで 280 kPa(純正 145/80R13 装着時)。注意したいのは、この数値が純正サイズを前提に決められているという点です。「その車の重さを支えるのに、このサイズならこの圧力が要る」という決め方なので、サイズが変われば必要な圧力も変わります。インチアップで扁平率を下げると空気室の容積が減り、同じ負荷能力を出すのに指定より高い圧力が必要になりがちです。実際の読み替えは負荷能力対応表を見ながらタイヤ販売店で確認してください。
アルト(HA36S)の純正ホイールは 13 インチ・リム幅 4J・インセット +40 mm、取付は PCD 100・4穴です。
ホイール側が収まらなければ、タイヤサイズが合っていても装着できません。押さえておきたいのは外側の位置を決めるのがインセットであってタイヤの断面幅ではないということで、インセットが 10 mm 変われば外側の位置もそのまま 10 mm 動きます。そしてインチアップでリム幅を広げる場合、問題になるのは外側とは限りません。内側のサスペンションアームやブレーキキャリパーとの干渉も同時に見る必要があります。確認は、ハンドルを左右いっぱいに切った状態とサスペンションが縮みきった状態の両方で行ってください。
たとえば純正の +40 mm から +30 mm のホイールに替えると、外側へ 10 mm 出る計算になります。アルト(HA36S)は軽自動車で全幅の規格に余裕がないため、この 10 mm がはみ出しの可否を分けることがあります。
スピードメーターは車輪の回転数から速度を出しているため、外径が変わると指示と実速度がずれます。車検で確認されるのはこの「指示速度と実速度の関係」で、道路運送車両の保安基準 第46条(細目告示 第148条)が指示速度 V1・実速度 V2 について次の範囲を求めています。
平成19年1月1日以降に製作: 10(V1 − 6) / 11 ≦ V2 ≦ (100 / 94) × V1 平成18年12月31日以前に製作: 10(V1 − 6) / 11 ≦ V2 ≦ (100 / 90) × V1指示 40 km/h なら実速度 30.9〜42.55 km/h が許容範囲です。上限を外径の増加率に換算すると 約 +6.38%、下限は指示 40 km/h で 約 -22.7% にあたります。アルト(HA36S)の純正外径 562.2 mm でいえば、上限は 約 598 mm までという計算になります。
ただしこれはタイヤ以外の誤差がゼロという前提の理論値です。実車のメーターは出荷時から数%の誤差を持ち(多くの国産車は安全側、つまり指示が実速度より高めに振られています)、外径による誤差はそこに上乗せされます。摩耗でも外径は数 mm 縮みます。外径差を ±3% 以内に収めるという目安が広く使われているのは、この余裕を残すためです。
車検は速度計だけでは決まりません。2017年6月22日の保安基準改正で、最外側がタイヤである部分についてはタイヤ中心から前方30度・後方50度の範囲で突出量 10 mm 未満なら認められるようになりましたが、これは乗用自動車(3・5ナンバー)に限られ、1・4ナンバーの貨物車は認められません。ホイール(リム)自体のはみ出しはこの緩和の対象外で、一切認められません。最低地上高も 90 mm 以上(衝撃に十分耐える構造のアンダーカバー等は 50 mm 以上)が必要です。
軽自動車であるアルト(HA36S)では、登録車にはない制約がひとつ増えます。全長3.40 m・全幅1.48 m・全高2.00 m 以内という規格で、これを超えると軽自動車として登録できません。つまりタイヤやホイールを外側に出す変更は、はみ出しの前に全幅の規格そのものに効いてきます。もうひとつは荷重指数です。車両が軽いぶん純正のロードインデックスも低めに設定されていて余裕が小さいので、幅を広げつつ扁平率を下げる組み合わせでは負荷能力が純正を下回らないかを必ず確認してください。下回れば車検に通りません。
法令の数値は 2026-07-31 時点で一次情報を確認しています(国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第148条(速度計等)/国土交通省 保安基準の細目を定める告示 第85条(最低地上高))。本ページの計算値は理論値であり、車検の合否を保証するものではありません。
楽天市場での取扱い(レビュー数の多い順)。アフィリエイトリンクを含み、購入時に当サイトが紹介料を受け取ります。紹介料は本ページの計算結果・掲載順に影響しません。価格は 2026-09-28 時点で、1本価格と4本セット価格が混在します。アルト(HA36S)への適合は商品ページと販売店でご確認ください。
同じ純正サイズの車種です。インチアップ候補の考え方も共通しますが、フェンダーの余裕とホイールの取付規格は車種ごとに異なります。
本ページに掲載するタイヤの外径・外周・サイドウォール高およびサイズ変更時の差分は、タイヤの規格表記から計算した理論値です。実際の外径は銘柄・空気圧・荷重・摩耗・組み合わせるホイールのリム幅により異なります。
純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・指定空気圧は、各メーカーが公開している諸元表等をもとに代表グレードの値を掲載した参考情報です。同一車種でも年式・グレード・仕様により装着サイズと指定値は異なります。実車のタイヤ側面の表記と、運転席ドア開口部等に貼付されたラベルで必ず確認してください。
掲載しているインチアップ・インチダウン候補は、外径差のみを条件に機械的に抽出したものであり、お乗りの車両への適合を示すものではありません。実際に装着できるかは、ホイールのリム幅・インセット、フェンダーとのクリアランス、ブレーキキャリパーとの干渉、荷重指数(ロードインデックス)と速度記号まで満たしてはじめて決まります。車検の合否を保証するものでもありません。装着前に必ずタイヤ販売店・整備工場でご確認ください。
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